第3回 営業社員のプロジェクト列伝

アピ新卒採用WEB MAGAZINEへようこそ。採用担当の柴田です。アピに興味を持っていただいたみなさんにお届けするWEB MAGAZINE第3回は、若手営業の奮闘とある製品を手がけたスゴ腕営業のプロジェクトの全貌について語り下ろした模様をご紹介します。これぞ営業の醍醐味!

採用担当 柴田 崇志

入社2年目、営業マンとして本格デビュー!

学生の殻を破り、社会人として歩みはじめる。

 「どうせやるなら変わったことを!」という想いひとつでアピに入社し、気がつけば9年の月日が過ぎようとしています。ほんと、アッという間でしたね。最初のころは学生気分が抜けず、基本である社会人としての教養を身に付けることすらも苦労したものです。「場違いな仕事に就いてしまったかな?」と不安に感じたこともありましたが、今となってはそれも良い思い出のひとつ。日々の業務に夢中で取り組み続けているうちに、いつの間にかアピの営業として地に足をついて歩いている自分がそこにはいました。

努力が報われた、自分にとってのはじめての案件。

 入社してしばらくの間は先輩にサポートしていただきながら、営業としての経験を積んでいきました。実際に私がひとりでお客様A社を担当したのは2年目の冬のこと。「やらされている」から「やる!」に意識が大きく変わったのは、紛れもなくこのときでしたね。とはいうものの、年末にはじめてA社を訪問した際には、知識も自信も今と比べるとまだまだ乏しい状態だったため、とても満足のいく提案はできませんでした。しかし、私にとっては自分がメインで動くことになった最初の案件です。絶対に落としたくはありませんでした。 社内に持ち帰り、改めてA社に対するアプローチの仕方について熟考を重ね、年が明けてから再びアタックをかけることに。すると、担当の方の反応は前回の提案時とはまるで異なり、「じゃ、こういうのはできますか?」と宿題を出してくださったのです。その後、試作品の提案などのやり取りを繰り返し、春には契約をいただくことに成功!このときは素直にうれしかったですね。自分がひとりの営業として認められた気がして。

社内外から必要とされる営業マンとして。

 入社4年目、とあるクライアントを引き継ぐことに。もともと負けず嫌いの性分のため、お客様から「前の担当の方が良かった」といわれないよう、私は気を引き締めました。もちろん、前任者は私の先輩であり、仲間でもあります。しかし、自分のためにも会社のためにも、その前任者より劣るわけにはいかない! と、私は考えました。そこで尽力したのが、さらなるサービスの提供です。価格勝負はしたくないので、それ以外の部分に思考をめぐらし、お客様に今までにないプラスをもたらせる何かを求めました。そして見つけたのは、新鮮な情報の提供だったり、お客様の不安を解消するための提案だったり。結果、お客様の満足だけではなく、私の成長にもつながりました。少し乱暴な言い方かもしれませんが、自分のために働くこと。それこそが、お客様のためにも会社のためにもなるし、社会のためにもなる。そう、私は信じています。

アピの今村だからこそ、できること。

 現在、私は20社ほどのお客様を担当しています。世の中に新たな商品を送り出せるアピの営業という仕事には、相変わらず刺激的で大きなやりがいがあります。駆け出しの頃と今を比べて自分の成長を最も強く感じられるのは、経験を通じてアピの営業に必要な知識やスキルなどを成長したのはもちろんですが、積み重ねてきた結果によって手に入れた「裁量の変化」。私の判断でやれる仕事の範囲が格段に広がったのです。そのため当然、求められるものが大きくなり、上司がお客様みたいなものだった入社当時と比べて抱えるストレスの種類も変化しましたが、今は仕事が最高に楽しい。これが本音です。これからも「アピの今村だからこそ、できること」を、もっともっと大きくしていきたいですね。



営業社員紹介

写真:今村 昌平 今村 昌平
◆所属部署
本社営業部
◆入社年
2011年入社

お客様への提案、社内登録関連、スケジュール調整、資材・原料調達等が現在の仕事。身近な人の生活に役立てるこの業界にやりがいを感じながら、数字と信頼を追い求める毎日を送る。

◆入社1年目~
本社採用。営業部に配属後、担当上司にOJTを通じてマナーや専門知識など営業職に必要な基礎能力を身に付ける。
◆入社2年目~
主にアシスタント的な業務で経験を重ねる。冬頃、はじめて自分が担当することになるクライアントに営業をかける。
◆入社3年目~
前年末から動いていた案件の契約を獲得!「数字の実現」「商品の流通」といったアピの営業ならではの喜びを実感。

◆アピ営業の基本的な業務の流れ
訪問先リスト作成
アポイントを取る
訪問・企画提案
製品開発・試作検討
契 約
商品化

提案から契約・商品化に至るまでのスパンは、2~3ヶ月で決まることもあれば、長い場合では3年ほどかかることもあります。

ひとつの依頼が、自分を変える。

十人十色の営業スタイル。それが「アピ流」

 私が営業部の一員になったのは、入社して2年目のこと。それまでは医薬品工場で働いていましたが、かねてからの希望であった営業部への異動を直訴したところ、それが通りまして。「さすが、挑戦する気持ちを大切にしてくれる会社だな」と、アピの良さをそのときは実感したものです。営業部に配属されてからの約3年間は下積みの時代でした。先輩に同行したり、補助的な仕事をしたり。日々の業務を積み重ねにていくことで、営業としての基礎体力を養っていきました。たくさんの先輩を見て学ぶなか、自分の中に強く感じたのは、アピの営業はそれぞれが独自の動き方をしていること。同じ会社の同じ営業なのに、自分なりのスタイルを確立できるのは、アピの大きな特徴のひとつだと思います。

毎日が違う。だから、自然と前を向く。

 現在、私が担当しているお客様は15社ほど。原料探しから販売方法まで、お客様からの依頼内容に応じて、さまざまな提案を行います。問い合わせから商品化までに要する時間は、商品の内容などの違いによって差はありますが、早いものだと3カ月もあれば市場にデビューすることも。実際に店頭やWEB上などで自分の手掛けた商品を見ると、毎回やりがいを感じますね。営業になって10年、面白くもあり、難しくもあるのは、お客様によってベストな仕事の進め方が異なること。加えて、市場の状況は絶えず変化をしています。実際、私は毎日違う仕事をしているような感覚です。おかげさまで、常に新鮮な気持ちで業務に取り組むことができ、自分の更なる成長に対する意欲も止むことはありません。

新規開拓で得た「貴重な経験」

 最も心に残っているのは、営業として動きだして2年目に出会った新規のお客様(以下A社)との仕事です。当時、まだ駆け出しだった私には、コネクションが一切ありませんでした。そのため、新規開拓に取り組んでいたのですが、なかなか相手にしてもらえず…。しかし、そのA社は反応を示してくれたのです。門前払いが当たり前だった私にとって、この出会いは非常に感慨深いものでした。さすがにすぐ受託とはいきませんでしたが、足繁く定期的に通うこと約2年、ついにとある案件の話をいただけたのです。その依頼内容は、A社にとって25年来の主力製品のリニューアルでした。原料を変えなければならない、でも、味は変えてはならない。思い入れの強い商品だけにこだわりも強く、何度も試作を繰り返し(20回以上!)、約3年の月日を経て、晴れて商品化に辿り着けました。たったひとつの新規案件ながらも、とても価値のある経験をもたらしてくれた新規案件であったと、心から感謝しています。ちなみにA社とは、今も良いお付き合いをさせていただいています。

「A社製品の原料開発」プロジェクトのスケジュール

入社5年目X月
「どうせなら、大きな仕事を手掛けたい」と一念発起
A社に飛び込み営業をかける
門前払いされることなく、窓口担当者にアピの案内をすることに成功
数ヶ月後
何度も営業を繰り返し、担当者との信頼関係を深める
先方から「○○はできますか?」といった宿題をいただく
宿題をこなし、新たな宿題をいただき、またこなす
2年半後
A社の役員にプレゼンする機会をゲット!
某製品原料の開発を提案し絶賛される
A社製品の原料開発プロジェクトが発足
1年後
幾多の問題を乗り越え、A社オーダーに対応できる社内体制に
取引開始
業績は順調、取引幅も拡大した

営業社員紹介

写真:加藤 晋太 加藤 晋太
◆所属部署
本社営業部
◆入社年
2005年入社

医薬品・食品に関する企業を志しアピに入社。医薬事業部で2年経験を積んだ後、営業部に異動。2016年9月、課長代理に就任。部下の育成、さらなる自分の成長に努める日々を送る。大阪出身。

◆入社2年目~
営業部に異動。異動後はしばらく、上司のアシスタント的な役割を担う、バックサイド業務(企画書作成・リサーチ・スケジュール管理など)に従事。
◆入社4年目~
自分が主体となって提案営業をする営業マンとして活動をはじめる。
◆入社5年目~
大きな仕事に取り組みたくて、超有名商品を手掛ける大手企業A社に飛び込み営業をかける。約3年の月日を費やし、念願の取引開始。
◆入社9年目~
A社との取引は順調。アピの力をフルに活用した提案で、さらなる高みを目指す。

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